うちのおばあちゃんの昔の暮らしは、田んぼで小麦を作り、小麦を収穫して生活をしておりました。小麦を収穫すると、実のない小麦だけ残るのですが、これを納屋の馬に食べさせたり、屋根の材料に使ったりしておりました。小麦を屋根の材料に使っている家なんて、今ではめったに見ることが出来ません。しかし、秩父の民宿さんでは、今でも小麦を使って屋根を葺いてあるので、この家をおばあちゃんに見せてあげたくて、宿泊しました。おばあちゃんは、小麦の屋根を見ると、「懐かしいな~」「懐かしいな~」ってなんども言って、とても喜んでくれました。夕食の時間になっても、おばちゃんの昔話はとまらず、ずっと思い出話を聞きながら一夜を過ごしました。小麦を作る大変さや、小麦を使って屋根を葺く技術の大変さを話を聞きながら学びました。この民宿のご主人も、なんとか小麦の屋根を残したい気持ちで、職人さんの技術を見て覚えたそうです。見て覚えるなんてとても私にはできないので、かなり苦労されたかと思います。でも、ご主人さんが努力をし続けてくれそうなので、同じように小麦の家で育った人たちが、この家をみたらとても感動すると思います。おばあちゃんに懐かしい思い出のプレゼントができてとても嬉しい日を過ごすことが出来ました。

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